ASP.NET Core アプリケーションを Windows で動作させる場合、通常は IIS でホストして動作させると思いますので、その簡単なやり方です。
基本的には Microsoft のページで解説されている通りです。
環境
- Windows7
- IIS 7.0
- ASP.NET Core 2.0
ASP.NET Core 2.0 のテンプレートプロジェクトでテストしています。
IIS のインストール
[コントロール パネル] > [プログラム] > [プログラムと機能] > [Windows の機能の有効化または無効化] (画面の左側) をクリックします。
[インターネット インフォメーション サービス] > [Web 管理ツール] > [IIS 管理コンソール] のチェックを ON にします。
[World Wide Web サービス] のチェックをオンにします。
ツールのインストール
.NET Core SDK のインストール
以下からインストーラーをダウンロードして、インストールします。
ASP.NET Core Module のインストール
ASP.NET Core Module をインストールするには .NET Core Windows Server Hosting bundle というのをインストールするみたいです。
以下からインストーラーをダウンロードして、インストールします。 ※最新バージョンのリンクの貼り方がわからなかったので、現時点の最新バージョン(2.0.0)となっています。
インストールが完了したら、以下のコマンドを入力して IIS を再起動します。
停止
net stop was /y
開始
net start w3svc
動作確認
以下で ASP.NET Core Module がインストールされたことを確認できます。
スタートメニューから IIS マネージャーを起動します。
[構成マネージャー] をクリックします。
セクションの system.webServer
の配下に aspNetCore
があれば OK です。
IIS の設定変更
アプリケーションプールの追加
画面左側から [アプリケーションプール] を右クリックして、[アプリケーションプールの追加...] をクリックします。
名前は適当に入れます。
ASP.NET Core はホスト OS のランタイムに依存しないため、.NET Framework バージョンは マネージコードなし
を選択して OK を押します。
Web サイトの追加
画面左側から [Web サイトの追加] を右クリックして、[Web サイトの追加...] をクリックします。
サイト名は適当に入力します。
アプリケーションプールは先ほど作成したものを選択します。
物理パスには発行したアプリケーションがある場所を指定します。
また、デフォルトの Web サイトが 80 番ポートを使用しているため、今回は 5000 番ポートを指定しました。
動作確認
上記の設定が完了したら、画面右側の [Web サイトの参照] をクリックして、Web サイトが正しく表示されるか確認します。
ファイアウォールの設定変更
上記では localhost にアクセスしましたが、外部からアクセスするにはファイアウォールの設定変更が必要です。
これについては以下の記事を参照してください。