GitBucketのrootのパスワードを忘れてしまった場合、H2 Databaseを直接変更してパスワードを再設定する必要があるみたいです。
H2 Databaseなんて全く触ったことありませんが、がんばってみました。
Windows環境でのお話です。
H2 Databaseのインストール
H2 Databaseが必要となるので、公式サイトからダウンロードしてきます。
ダウンロードしたら、ウィザードに従ってインストールします。
GitBucketの停止
データベースを操作するにはGitBucketを停止する必要があります。
今回の環境ではTomcatを使用してGitBucketを動作させているので、Tomcatを停止します。
データベースファイルのある場所
GitBucketのデータの保存先はこちらを参照してください。
ここにある data.mv.db というファイルがデータベースのファイルのようです。
H2 Databaseの編集
「スタートメニュー」→「H2」→「H2 Console」を起動します。
ブラウザが起動し、H2 Consoleの画面が表示されます。
以下のように入力して接続します。(※画像中のJDBC URLはダミーです。)
項目 | 値 |
---|---|
JDBC URL | jdbc:h2:C:/Windows/System32/config/systemprofile/.gitbucket/data |
User Name | sa |
Password | sa |
接続が完了したら、テキストエリアに SELECT * FROM ACCOUNT WHERE USER_NAME='root' と入力し、Run を押します。
SQL文が実行され、rootアカウントの情報が表示されます。
画面下部にあるEditボタンを押すとテーブルの編集ができます。
編集したい行(ここではrootアカウントの行)の鉛筆マークを押すと、その行の内容が編集できます。
パスワードを変更します。
注意点として、パスワードはSHA-1のハッシュ値を入力する必要があります。
ハッシュの計算はググればオンラインツールなどがいろいろあるので、検索してみてください。
編集が終わったらレ点のボタンを押すと変更が完了します。
画面左上にある以下のアイコンを押すと、データベースとの接続が解除されます。
接続を解除しておかないとGitBucketがデータベースに接続できません。
または、タスクトレイからH2 Consoleを終了してもOKです。
GitBucketを起動し、データベースの変更が反映されているか確認します。