Bitnami RedmineをインストールしたらApacheとRubyもインストールされるので、Webサーバーとして使用できます。
ここではRubyをCGIプログラムとして動作するように設定を行います。
もはやBitnami Redmineは関係ありません。
Apacheのお話です。
環境
Windows 7 Professional 32bit
Bitnami Redmine v2.6.7
httpd.confの編集
「C:\Bitnami\redmine-2.6.7-0\apache2\conf」にあるhttpd.confを編集します。
まずはアクセス許可に関する設定を行います。
<Directory "設定したいフォルダのパス"> # .htaccessを有効にする(無効にする場合はNoneを指定) AllowOverride All # CGIの実行を許可 Options +ExecCGI # アクセス許可(許可しない場合はdeniedを指定) # ※Apache v2.3以降ではこの書き方に変わったらしい Require all granted </Directory>
次に、index.rbをデフォルトのファイルとして認識できるようにします。
以下の箇所を探します。
<IfModule> DirectoryIndex index.html index.php </IfModule>
以下のようにindex.rbを追加します。
<IfModule> DirectoryIndex index.html index.php index.rb </IfModule>
最後に、拡張子がrbのファイルをCGIプログラムとして扱うように設定します。
以下の箇所を探します。
#AddHandler cgi-script .cgi
このコメントアウトを解除し(#を消す)、以下のように.rbを追加します。
AddHandler cgi-script .cgi .rb
以上でApacheの設定は完了です。
変更を保存してApacheを再起動させて下さい。
スクリプトファイルの書き方と環境変数の設定
拡張子rbのファイルの先頭に以下を記述する必要があります。
(-Kuは文字コードに関するオプションです。)
#!C:\Bitnami\redmine-2.6.7-0\ruby\bin\ruby.exe -Ku
しかし、全てのファイルに上記の記述をすると、パスが変わった場合などに大変なので、環境変数を設定しておくと良いかもしれません。
環境変数Pathに以下の設定を追加します。(他の値を消さないように注意してください。)
※Windows7の場合、環境変数の設定は「コンピュータ」→「システムのプロパティ」→「システムの詳細設定」→「環境変数」で行います。
C:\Bitnami\redmine-2.6.7-0\ruby\bin
これで拡張子rbのファイルの先頭に記述する内容は以下で済むようになります。
#!ruby -Ku