以前、InfluxDB を用意し、C# でデータを書き込むプログラムを作成してみましたが、
データが用意できたら次はそれを可視化したくなるので、まずは InfluxDB 用の可視化ツールである Chronograf を使ってみました。
(追々 Grafana なども使ってみたいと思います。)
Chronograf のインストールについてですが、InfluxDB のインストールの時に docker-compose.yml
に一緒に書いていたので、省略します。
初回起動
Chronograf に初めてアクセスしたら、まずは InfluxDB への接続画面が表示されます。
Get Started をクリックすると、InfluxDB への接続設定画面に移ります。
Connection Name
は何でも構いません。
また、InfluxDB はデフォルトではユーザー認証を行わないので、Username
と Password
は空欄で構いません。
Connection URL
には InfluxDB の URL を入力すればいいのですが、今回の私の場合、docker-compose.yml
で links
で関連付けていたので、Docker のコンテナ名で指定しています。
次に Dashboard の作成画面になりますが、後からでも作成できるので、今回は Skip しました。
次に Kapacitor の接続設定画面が表示されますが、Kapacitor は使っていないので、これも Skip しました。
以上で完了です。
View All Connections をクリックします。
とりあえずデータをみたい
サイドバーから Explore を選択し、 Database, Measurements, Fields, をポチポチ選択してくだけでグラフが表示されました。
楽ちん。
Dashboard の作成
以前の記事で作成したデータを例として、CPU
と Network
のグラフを表示するダッシュボードを作成してみます。
まずはサイドバーで Dashboard を選択し、Create Dashboard をクリックします。
新規にグラフを作成するため、Add Data
をクリックします。
グラフの作成画面になります。
画面左上でグラフの名前を入力します。
クエリは自分で入力してもいいですが、Database, Measurements, Fields をポチポチ選択していくだけでもできます。
ここでは CPU の全 Fields を選択します。
完了したら画面右上のボタンをクリックします。
これで1つ目として CPU
のグラフが出来ました。
次に Network
のグラフを作成します。
画面上部の Add a Cell to Dashboard
のボタンをクリックします。(文字はマウスオーバーで表示されます)
先ほどと同様に、グラフの名前を入力し、今回は Network の全 Fields まで選択したら画面右上のボタンをクリックします。
これで2つ目のグラフができました。
2つの情報を1画面で見れて便利です。
テンプレート変数について
クエリ入力画面に :dashboardTime:
という文字がありましたが、これはテンプレート変数というものです。
:dashboardTime:
の場合は、画面右上で選択した時間に応じて動的に値が設定されます。
Show Templete Values
をクリックすると、現在の設定によってどのようなクエリになるかを確認できます。
この例では Past 24h
を選択しているため、現在日時から 24 時間を引いた now() - 24h
という値がクエリに反映されることになります。
自分でクエリを編集することで、テンプレート変数ではなく固定値に変更できます。