ホストもコンテナも Windows になるので、Dockerfile の記述方法や、コンテナ起動時のオプションの指定方法なども Linux とは異なります。

Windows 上で Docker を (Docker Desktop を使わずに) 動かす方法については以下を参照してください。
そのうえで、今回 Python の Windows コンテナを動かしてみました。
Docker Hub にある Python の Windows コンテナとしては、windowsservercore-ltsc2022
と windowsservercore-1809
があるようです。
今回は python:3.11-windowsservercore-1809
のイメージを使いました。
Dockerfile のサンプル
FROM python:3.11-windowsservercore-1809
CMD ["cmd.exe"]
Linux コンテナでは CMD [ "/bin/bash" ]
のように記述していましたが、Windows コンテナでは CMD ["cmd.exe"]
または CMD ["powershell.exe"]
のように記述します。
コンテナ起動例
> docker run -it --rm ^
--name コンテナ名 ^
-v %CD%\workspace:C:\workspace ^
--workdir=C:\workspace ^
イメージ名
Linux ではカレントディレクトリを指定するために $(pwd)
と記述したりしていましたが、Windows なので %CD%
と記述します。
パスの区切りは \(バックスラッシュ)
になります。
コマンド途中での改行も、Linux ではバックスラッシュでしたが、Windows なので ^
になります。
また、Windows コンテナなので、マウント先のパスも C ドライブからのパスで記述します。
とりあえずここまで。
追々いろいろ追記するかもしれません。