プログラムを中心とした個人的なメモ用のブログです。 タイトルは迷走中。
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2024/01/26

Windows と Ubuntu でマウスとキーボードを共有する

update2024/02/05 event_note2024/01/26 6:37

Barrier というソフトを使って、マウスとキーボードを共有します。

環境

  • Windows 10
    • barrier 2.4.0
  • Ubuntu 20.04
    • barrier 2.3.2

Barrier を使う場合、どちらかをサーバーとして設定する必要がありますが、今回は Windows をサーバーとしました。

Windows 側

インストール

GitHub の Releases から最新の exe をダウンロードしてインストールします。
Bonjourというソフトをインストールするかどうか聞かれますが、インストールしませんでした。

設定

  • 「サーバー」にチェックを入れる
  • 「サーバーの構成設定」を選択し、「モニタの結びつき」で任意のマスをクリックして、クライアント側のモニターを追加する
    • モニター名を後述のクライアント側の名前に合わせて入力する
  • メニューバーから、「Barrier > 設定の変更」を選択し、「SSL を使用」のチェックを外す。
  • 開始を押す

Ubuntu 側

インストール

以下のコマンドを実行します。

$ sudo apt install barrier

設定

  • 「クライアント」にチェックを入れる
  • 「サーバーIP」にIPアドレスを入力する
  • メニューバーから、「Barrier > Change Settings」を選択し、「Enable SSL」のチェックを外す。
  • 開始を押す

追加の設定

ログイン画面(ロック画面)になるとマウスとキーボードが効かなくなるので、以下の設定も行いました。

Windows (サーバー) 側

Barrier の設定で、権限昇格を「常に」に変更しました。
恐らくセキュリティ的によろしくないので、やるなら自己責任でお願いします。

Ubuntu (クライアント) 側

Ubuntu 20.04 を使用している場合、GNOME デスクトップ環境がデフォルトで採用されているため、GDM (GNOME Display Manager) の設定を変更しました。

まず、GDMの設定ファイルを開きます。

sudo nano /etc/gdm3/custom.conf

[daemon] セクションに以下を追加します。

[daemon]
Greeter-setup-script=/usr/bin/numlockx on

変更を有効にするためにGDMを再起動します。

sudo service gdm restart

ただし、セキュリティ的にはよろしくないので、やるなら自己責任でお願いします。