Barrier というソフトを使って、マウスとキーボードを共有します。
環境
- Windows 10
- barrier 2.4.0
- Ubuntu 20.04
- barrier 2.3.2
Barrier を使う場合、どちらかをサーバーとして設定する必要がありますが、今回は Windows をサーバーとしました。
Windows 側
インストール
GitHub の Releases から最新の exe をダウンロードしてインストールします。
Bonjourというソフトをインストールするかどうか聞かれますが、インストールしませんでした。
設定
- 「サーバー」にチェックを入れる
- 「サーバーの構成設定」を選択し、「モニタの結びつき」で任意のマスをクリックして、クライアント側のモニターを追加する
- モニター名を後述のクライアント側の名前に合わせて入力する
- メニューバーから、「Barrier > 設定の変更」を選択し、「SSL を使用」のチェックを外す。
- 開始を押す
Ubuntu 側
インストール
以下のコマンドを実行します。
$ sudo apt install barrier
設定
- 「クライアント」にチェックを入れる
- 「サーバーIP」にIPアドレスを入力する
- メニューバーから、「Barrier > Change Settings」を選択し、「Enable SSL」のチェックを外す。
- 開始を押す
追加の設定
ログイン画面(ロック画面)になるとマウスとキーボードが効かなくなるので、以下の設定も行いました。
Windows (サーバー) 側
Barrier の設定で、権限昇格を「常に」に変更しました。
恐らくセキュリティ的によろしくないので、やるなら自己責任でお願いします。
Ubuntu (クライアント) 側
Ubuntu 20.04 を使用している場合、GNOME デスクトップ環境がデフォルトで採用されているため、GDM (GNOME Display Manager) の設定を変更しました。
まず、GDMの設定ファイルを開きます。
sudo nano /etc/gdm3/custom.conf
[daemon] セクションに以下を追加します。
[daemon]
Greeter-setup-script=/usr/bin/numlockx on
変更を有効にするためにGDMを再起動します。
sudo service gdm restart
ただし、セキュリティ的にはよろしくないので、やるなら自己責任でお願いします。