Grafana で任意の値が閾値を超えたら(または下回ったら)アラートを発報するように設定します。

設定方法は Grafana のバージョンによって大きく異なるようですが、今回使用した Grafana 9.1.0 では、以下の3段階で設定を行うようです。
Alert rules
: アラート条件の設定Contact points
:通知先の登録Notification policy
:アラート条件と通知先の関連付け
環境
- Grafana 9.1.0
アラート条件の設定
- 左のサイドメニューより、
Alerting
>Alert rules
をクリックします。 New alert rule
をクリックします。1. Set a query and alert condision
で監視したい値や閾値を設定します。(具体的な設定例は後述します。)2.Alert evaluation behavior
でアラート保留状態となる時間を設定します。
デフォルトでは1分毎に評価し、アラートを検出した後5分が経過したら通知が行われるようになっています。3. Add details for your alert
でこのアラートの名前や説明を記載します。4. Notifications
で通知先のラベルを指定します(後述)。
指定しなかった場合はデフォルトの通知先が使用されます(後述)。- 設定が完了したら画面右上の Save で保存します。
通知先の登録
- 左のサイドメニューより、
Alerting
>Contact points
をクリックします。 New contact points
をクリックします。Name
で適当な名前を付け、Contact point type
で通知方法を選択します(後述)。- 設定が完了したら Save contact point で保存します。
具体的な設定例
通知先によって異なるため、別記事にまとめます。
アラート条件と通知先の関連付け
- 左のサイドメニューより、
Alerting
>Notification policies
をクリックします。 - デフォルトの通知先の変更や、特定のラベルのアラートに対する通知先を設定します(後述)。
Save policy
をクリックして保存します。
デフォルトの通知先を指定
Root policy
の右側にある Edit をクリックします。Default contact point
でデフォルトの通知先を指定します。
特定のラベルに対する通知先を指定
New specific policy
をクリックします。Add matcher
でラベルの条件を指定し、Contact point
で通知先を指定します。