ASP.NET Core で作成した Web アプリケーションを IIS でホストする場合、ASP.NET Core Module を使う方法がありますが、諸事情により ARR と URL Rewrite でリバースプロキシを行ってアクセスできるように設定しました。
IIS はインストールされている前提です。
環境
- Windows 10
- IIS 10
ARR と URL Rewrite のインストール
ますは Application Request Routing (ARR) と URL Rewrite をインストールします。
これらは Web Platform Installer を使ってインストールする方法が一般的かと思いますが、諸事情により今回はインターネットに接続していない機器にインストールする必要があったため、個別にダウンロードしてインストールします。
以下からそれぞれダウンロードできます。
Application Request Routing
URL Rewrite
※下の方に日本語版があります
IIS マネージャーの設定
IIS マネージャーを開き、以下の設定を行います。
リバースプロキシの有効化
コンピューター名をクリックして、Application Request Routing Cache
をダブルクリックします。
Server Proxy Settings...
をクリックします。
Enable proxy
にチェックを入れ、適用
をクリックします。
Web サイトの追加
コンピューター名を右クリックし、Web サイトの追加
をクリックし、以下のように入力します。
- サイト名は適当に入力します(今回は test としました)
- アプリケーションプールは最初からある
DefaultAppPool
を選択します - 物理パスには適当に空のフォルダを指定します(リバースプロキシで飛ばすので何でもよい)
URL 書き換えルールの設定
作成した Web サイトを選択し、URL 書き換え
をダブルクリックします。
規則の追加
をクリックします。
リバースプロキシ
を選択します。
受信規則
に ASP.NET Core アプリケーションのアドレスを指定します。
通常は localhost:5000
かと思います。
ブラウザからアクセスして確認します。
(今回の場合は http://localhost/ にアクセスして確認)