Bitnami Redmine のデータのバックアップとリストアの方法です。
基本的には参考 URL の通りです。
パスワードの確認
まず Redmine で使用しているデータベース名、ユーザー名、パスワードを確認します。
これらは以下の設定ファイルの「Production」セクションに書かれています。
通常、データベース名は bitnami_redmine
、ユーザー名は bitnami
です。
C:\Bitnami\redmine\apps\redmine\config\database.yml
バックアップ
MySQLのバックアップ
スタートメニューから [Bitnami Redmine Stack] > [Use Bitnami Redmine Stack] を選択し、コマンドプロンプトを起動します。
以下のコマンドを入力します。
$ "C:\Bitnami\redmine-2.6.7-1\mysql\bin\mysqldump" -u bitnami -p bitnami_redmine > バックアップファイル名
filesディレクトリのバックアップ
以下のフォルダを丸ごとバックアップします。
C:\Bitnami\redmine\apps\redmine\htdocs\files
リストア
MySQLのリストア
スタートメニューから [Bitnami Redmine Stack] > [Use Bitnami Redmine Stack] を選択し、コマンドプロンプトを起動します。
以下のコマンドを入力します。
$ mysql -u ユーザー名 -p データベース名 < SQLファイル
データベースのマイグレーションを行うため、以下のコマンドを入力し、カレントフォルダを移動します。
$ cd C:\Bitnami\redmine\apps\redmine\htdocs
以下のコマンドを入力し、データベースのマイグレーションを行います。
$ bundle exec rake db:migrate RAILS_ENV="production"
これでOKかと思っていたのですが、Bitnami RedmineをVer2.6.7→Ver3.3.0したときにはマイグレーションに失敗してしまいました。
既にテーブルが存在するというエラーメッセージが表示されていたので、MySQLから該当のテーブルを削除して、再度マイグレーションを行います。
まずMySQLに接続します。
$ mysql -u bitnami -p bitnami_redmine
以下のコマンドを順に入力してテーブルを削除していきます。(セミコロンを忘れないように)
drop table changeset_parents;
drop table queries_roles;
drop table custom_fields_roles;
drop table email_addresses;
drop table roles_managed_roles;
drop table imports;
drop table import_items;
drop table custom_field_enumerations;
データベースとの接続を解除します。
exit;
再度マイグレーションを行います。
尚、上記はバージョン3.3.0時のテーブルです。
これでもマイグレーションに失敗する場合はエラーメッセージを確認し、適宜テーブルを削除してください。
filesディレクトリのリストア
バックアップしたfilesディレクトリを以下の場所にコピーします。
C:\Bitnami\redmine\apps\redmine\htdocs\files